ハイエースの魅力

ハイエース

昭和42年(1967年)より生産されているトヨタのキャブオーバーワンボックスモデル。モデルサイクルが長いのも特徴で現在は5代目になる。室内空間はすなわち積載空間と言えるぐらいの広大なスペースを持ち、ワゴン登録の自家用モデルからバン登録の商用モデルまで多くの派生モデルを持つ。先代のH100系まで生産され多くのファンを持つスーパーカスタムリミテッドは同社の高級ミニバンとバッティングする商品のため統合され現在は販売されていない。

趣味の多様化の影響もありアウトドアギアやモトクロス・自転車やカヌーなどを室内に無理なく積載可能なハイエースの需要が高い。商用ベースのバンモデルを自分の好みにカスタマイズして自家用車として乗るユーザーも多く、その耐久性とカスタマイズ自由度の高い室内が人気となっている。もちろんベースは商用モデルのため上記用途とは別に耐久性、減価償却などを含めても他車種より割り高なハイエースを選ぶ法人も多く、働く車の王道として現在も君臨している。

ハイエース

ハイエース 200 系

使い方はあなた次第。魔法の箱ハイエース200系。

平成16年(2004年)に100系に変わりフルモデルチェンジした200系は実に16年ぶりのフルモデルチェンジとなる。特徴的な部分としてフロントにクラッシャブルゾーンを設け、オフセット衝突での安全性を向上させている。またスタンダードボディとワイドボディの2種類のボディを用意し、最大15人乗りのコミューターから2人乗りのバンまで用途に応じたボディバリエーションも魅力である。

ハイエース 200 系

ハイエース 100 系

ハイエース100系。好みに応じて選びたい無限の選択肢。

平成元年(1989年)に先代のH50系からフルモデルチェンジしたH100系がデビューする。先代から受け継がれたキャブオーバーのワンボックスボディを継承し商業ベースモデルと自家用モデルとを分けることで購入層を大幅に広げることとなる。

100系のワゴンスーパーカスタムリミテッドは移動するリビングと思えるほどの豪華な装備が売りでありソファーのようなシートやクール&ヒートボックス、トリプルムーンルーフなど快適装備目白押しの内容だった。ハイエースで培った快適空間コンセプトは、後日アルファードやベルファイアなどに継承される形となる。バンも多目的な用途に対応すべくロング・スーパーロングと全長を延ばしていくこととなる。ロングのスーパーGLなどは商用以外にもサーファーなどに人気があり、モデル後期に販売されたモデルは未だ高値で取引される傾向がある。

ハイエース 100 系

ハイエースワゴン

ハイエースの乗用登録。100系までは豪華装備が魅力だったが200系では純粋に乗車定員とエンジンでの区分けになる。

ハイエースワゴン

ハイエースバン

ハイエースの商用登録。用途に応じてボディ長がロング、スーパーロングがある。

ハイエースバン

レジアスエース

ハイエースのバッチモデル。販売チャンネルの違いとエンブレム以外に変更点はない。

レジアスエース